クレドールの意味とシンボルマーク
「クレドール」とは「黄金の頂き」という意味を持つフランス語です。セイコークレドールはこの名前の通り、最高級の品質を持った時計です。その素材には、厳選された金やプラチナなどの貴金属が中心として使用されています。
さらに、デザインやムーブメント、細かな部品のひとつひとつにまで、厳選された素材を使用し、そこに現代の名工たちの技術と感性を注ぎ込んで作られています。クレドールは常に最高級の品質を守り、豊かな個性を主張し続けている時計なのです。
歴史的には、1969年以降のセイコーの特選腕時計が前身となります。これは、その当時の高級化という時代のニーズに応えるため、18Ｋや14Ｋなどの貴金属を使った高級腕時計のシリーズであり、そのシリーズが1974年にグループ化され、セイコークレドールと名付けられたのです。
このクレドールのシンボルマークであるクレストマークは、無限に伸びゆくクレドールの未来を象徴して、1980年に制定されたものです。それ以降、クレドールの各モデルに最高の品質を表現するものとして使用されています。
このシンボルマークはクレドールの語源である「黄金の頂き」を表現することから出発しています。その結果、漢字の「山」の字をモチーフとし、天に届く３つの星と融合するマークが基本型となりました。また、安定感を表現するために、全体が正三角形となるようにデザインされています。